夏本番!稲づくりは大詰め!

毎度ブログをご覧いただきありがとうございます。

そして連日暑い中、日々の作業お疲れ様です。

品種「みずほの輝き」

穂肥の様子 品種「みずほの輝き」

出穂を前にして全圃場の穂肥を急ピッチで進めておりました。
今日でようやく一区切りがつきまして、あとは実肥(みごえ)です。「みのりごえ」ともいいますね。

今までの「穂肥」は、上の写真に出ている穂を形成するための肥料でした。

今度は穂からモミに栄養が行くようになり、稲が更に肥料を吸収しようと頑張ります。

では何故実肥が必要なんでしょうか。

ひとつは「葉の光合成能力が高くなって、多くの栄養を作り出せるから」

もうひとつは「肥料分を吸収・消化するための根と葉(特に上位3葉)を最後まで生かしておけるから」

そうすることで、食味もバッチリなお米ができる訳なんですね。

また、しっかりと栄養を作吸収させることで「高温障害による乳白米の発生」を防ぐことができます。

稲刈りまで残りあとわずかとなりました。皆さん熱中症対策をお忘れず♪

そんな中、休憩時間ではこんな様子も♪大きな用水に裸足を入れて、足湯ならぬ足水です♪

頑張って汗かいた分、最高に気持ち良いですね。こういった遊びがないと仕事も捗りません。

サプライズスイカに大喜びの宮下くん(社会人選手として陸上競技の10種で活躍中!)

こちらはなんとスイカの差し入れ!!穂肥の休憩中に突然近所の奥様が差し入れしてくださいました♪
自身の畑で育てたスイカだそうで、とっても美味しかったです!
かじると甘い果汁がジュワっと口の中に広がり乾いたのどを潤してくれます♪
私藤井と宮下くんがテンション爆上がりして「美味しい」を連呼していると・・・

なんと奥様からもう一つ分差し入れが!!
本当にありがたい。スイカ大好き人間の私共としては差し入れランキング殿堂入りを果たすぐらい嬉しかったです。

最後に食べ終わったお皿の下に御礼のメッセージを挟んで、作業に戻りました。
ブログを見て頂いてるか分かりませんが、もし見ていましたら本当にありがとうございました!

さて、この時期になりますと出動するのがドローンです。今の時代、農業界では当たり前の存在になってきましたね。

こちらは早朝5時。まだ日が出始めた涼しい時間帯から始めます。
熱中症の心配もありません♪

穂肥も全部ドローンでやる日もそう遠くはない未来かもしれませんね。

こちらはタンクに入れた水を圃場に入れています。
「なぜ?」という声が聞こえてきそうですが、これ用水に水が全く通らない圃場なんです。
なので、こういったやり方で水を入れないと、みるみる土が乾いて稲が枯れてしまうんです。
「じゃあ用水の水を通せばいいじゃん!」という声も聞こえてきそうですが、
用水にはそれぞれの区画にマスがありまして、そこで水の量を調整しているんです。


他にも水が欲しい農家さんは沢山います。ここに来る前に水がなくなってしまうこともザラにあります。
なので適度に雨が降ってくれると圃場に水が溜まり稲も元気になるという訳です。

ちなみにこの日は6000ℓもの水を圃場に入れましたが、半分ぐらいまでしか行き渡らなかったです(;^_^A
それだけ水が必要なんだなという事に気づかされました。

さて、もうすぐお盆ですね。
感染拡大が心配されるなか、今年は家でゆっくりされる方も多いかと思います。
感染防止に努め良い休日を過ごしましょう♪

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