お米の等級について
報道されているように、今年の新潟県産米は品質低下が著しく、一等米の比率が9月23日時点で全体の14.6%となっています。
- 【参考】新潟県が相談窓口、高温による農作物の被害で(2019年9月27日 日本経済新聞)
米ファーム斐太の米も例外ではなく、今年は残念ながら例年よりも一等米が少なく、二等米が多くなっています。
そもそも、一等米・二等米の違いは何でしょう?
米ファーム斐太のお米は、JAさんで検査をしていただいています。
収穫されたお米からサンプルを取り出し、目視で検査して等級が決められます。
粒が揃っているか、お米の色はどうか、虫に食われていないかなど、決められた項目をどのくらいの割合で占めているかが等級を決めるカギです。(等級検査の詳細はこちらのブログに詳しく書かれていますので、ご覧になってみてください。)
今年は特に白未熟粒と呼ばれる白い粒のお米が多くなっています。この粒は、お米が熟す期間に高温になると発生しやすくなります。
40℃を超える日もあり、こうした猛暑がお米の生育に影響を与えたようです。
お米の収穫量は極端に減ってはいないのですが、このような品質となっていまい、非常に残念です。
なお、味に関しては一等米・二等米に大きな変化はありません。
通常通りおいしくお召し上がりいただけますので、今年も変わらず召し上がっていただきたいと思います。
農林水産省は現在、お米の検査について見直しを進めており、検査における等級の表示の廃止を2022年度までに行いたいとしています。
等級を廃止する代わりに、新たな品位鑑定の方法を示すとしています。
- 【参考】米検査抜本見直し 22年度までに等級廃止 農水省(2018年2月15日 日本農業新聞)
検査方法・表示が変わることにより、お米の情報がより細かく・よりわかりやすくなるかもしれません。
米ファーム斐太でも対応できるように準備を進めてまいりたいと思います。